共感できないこと
他者の感じる気持ちを、常に自分も感じられるわけではない。
絶対的に共感できないこともある。というか、通常そういうことの方が多い。
この前ちょっとした事で口論になったとき、共感を得られないと思ったら即撤退せねばならないし、共感できないと思ったら突っ込んで聞くのはやめた方がいい、と思った。
理由は簡単だけどうまく伝えられない。わからないことはわからないのだ。
自分は左右盲で、みぎ・ひだりの判断がとっさにできない。また「右だ」とわかっていながら「左」と発言してしまったりするのだが、
相手にはそれが理解できず、ひたすら理由を追求してくる。「じゃあお前右利きなのに右手で箸持つのかよ」「それとこれとは関係ないじゃん」みたいな不毛なやりとりが続き、最終的に双方が疲弊する。
向こうは左右がごっちゃになるのが理解できない。こっちはそうならないのが理解できない。
つまり互いにこの点において理解し合うことは無理なのだ。
理解しあえない点があるということ、ちゃんとわかってほしいし、自分でもわかっていたい。
おっぱいについて
突然だが、私は巨乳だ。それもデブ巨乳だ。
うるせーデブ痩せろと言われるかもしれないが、ブラがなくて困るレベルの巨乳なのだ。
スペックはだいたいカメックスより一回り小さいくらい。マシュマロなどと名乗るのもおこがましい重量級の自覚はある。
さて、胸のサイズは具体的にいうとH90。そう、Hカップだ。駅前の某スーパー2階肌着売り場ではE90までしか取り扱いがない。
たいていの服屋もそんなものなので、まず小売店での購入は諦める。次に探したのはインターネットだ。
しかしこのサイズになるとブラのデザインは極端で、あまりに地味かあまりに派手くらいしか選択肢がない。正直落ち込む。
地味だと洒落っ気を持てブスと言われ、派手だと身の程をわきまえろブスと言われるのでかなり買うのに躊躇する。
しかもサイズが大きくなるにつれ値段は上がる。好みではない高い買い物をして、肌や胸の形に合わなかったら絶望的すぎる。やっぱりネットは無理だな。という結論に至った。
ブラを買う場所がない。服屋は良くも悪くも平均を外れたものに厳しい。仕方ないといえば仕方ないのだが。
痩せてもう少し小さいので済ませるようにならないかと考えて、いろいろ運動もしようとしてみたのだが、何しろこの巨大な胸が邪魔で仕方がない。
普段ブラとタンクトップが一体化したような適当な下着でごまかしているために、容赦無く揺れるわ動くわ、痛いし肩が凝って仕方ない。
これは言い訳ではない。ただの事実だ。体重が重いのももちろんあるが、胸からこんなに大きすぎる脂肪の塊をぶら下げているのだ。
第二次性徴にあたって陸上をやめてしまった女子とかたくさんいるから調べてみてほしい。
さて、胸が大きいから運動しないのか、運動しないからこんなことになってしまったのかと聞かれると、私にもわからない。
もともと肥満児ではあったが胸が大きくなる前はここまでしんどくなかった気がする。というかしんどくなかった。
巨乳はあまりに巨大すぎるとデメリットの方が多いというのを身を以て実感する羽目になるとは思いもよらなかった。
おっぱいのサイズで難癖をつけたり文句を言ったりするのは自由だが、動くのすらままならない巨乳がいる事実知ってほしい。
巨乳は見世物じゃねーぞ。誰かの体の一部なんだ。